国連“ケニアへ引っ越し”の背景とは

2025年6月28日放送 4:34 - 4:42 NHK総合
国際報道 SPOT LIGHT INTERNATIONAL

国連憲章の制定から26日で80年。国連本部で記念の総会が開かれたが、厳しい発言も。グテーレス事務総長は、国連憲章の目的と原則に対し、かつてない攻撃が行われていると発言。国連の財政危機について。従来から資金不足に悩まされてきた。そこにトランプ政権による対外援助の大幅削減や国連への拠出金の見直しが追い打ちをかけている。国連が進めているのが一部の組織の移転。ニューヨーク、ジュネーブは物価や人件費が高い。移転先はケニア・ナイロビ、ここを第三の拠点にという動きが進んでいる。ナイロビの敷地は広大。大きな会議場も建設される予定。
本部機能の一部移転を進めているのがUNFPA(国連人口基金)。事務所では移転の準備が始まっている。妊産婦の死亡率が高いアフリカでのプロジェクトが多い。出張旅費やビルの賃料など年間4億円余の節約を見込んでいる。2年前に移転を計画。ユニセフ、UNWomenもナイロビへの一部移転を表明。背景にあるのが抜本的な構造改革の取り組み「UN80」。人員の20%削減、組織の統廃合など聖域なきコストの削減、効率化を目標。移転する国連職員は800人。ナイロビの街にも変化。外国人向けマンションの建設も進む。レストランは客席を倍増、国連関係者の来店を期待。ケニア国連大使・エキテラ・ロカール氏はケニア政府も国連周辺のインフラ整備に大規模な投資を行い、外交団を受け入れる体勢を整えているとコメント。UNFPAプログラム担当局長・ジュリア・バンティンさんは、協同作業に非常に適した環境。国連も時代に合わせて対応しなければならないとコメント。


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