ニュースウオッチ9 (ニュース)
きょう自民両院議員懇談会が行われ、執行部に退陣を求める声が相次いだ。自民党青年局長の中曽根氏は25日に森山幹事長と面会。事実上の退陣要求を突きつけた。旧茂木派の笹川農林水産副大臣は「両院議員総会を開いて参院選で敗北した責任を問おう」として開催の要求に必要な3分の1の国会議員の署名を集めたと明かした。署名集めは旧安倍派や二階派にも広がっていて、笹川大臣は「きょうの懇談会での石破首相の発言しだいで署名を提出するか判断する」と話した。懇談会冒頭、石破首相は参院選結果について謝罪の言葉を述べたうえで「関税交渉、合意の着実な実行に全力を尽くし万全を期したい」などと続投に理解を求めた。一方森山幹事長は、選挙の総括が終わり次第自身の責任のあり方を明らかにする考え示した。懇談会は2時間の予定だったが約4時間半で終了。出席者によると石破首相の続投を支持する意見も挙がったが、執行部に退陣を迫る声や総会の開催を求める意見が相次いだとのこと。野党からは「石破総理をかえれば払拭できるとかきちんと総括できるというものでもないと思う」「出処進退は総理みずからが判断されることだと思う」などの意見が上がった。