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ハワイと違い3時間ほどで日本からも観光できることで知られるグアムだが、コロナ禍以降島内には変化も見られるといい、新型コロナの影響で4割ほどまで観光客は減少してしまっている。その中で島民はアメリカ軍基地の建造を期待しているという。実際に海兵隊の基地であるキャンプ・ブラズは増設が行われていて、増築のもたらす経済効果も大きいものと見られる。去年12月からは沖縄海兵隊の移転も行われていて今後4000人が移転する予定という。現在はグアムでは約2万3000人が活動しているが、2037年までに3万8000人まで増やす予定という。基地には兵士の住宅も建設されている。中国を安全保障上のライバルとみなし、前線へ戦力を送るための拠点として期待している。これに対し島民からも海兵隊が来れば店はうまくいくという声も聞かれている。基地拡大を推進した前グアム知事は観光依存から脱却すると話すとともに、「銃とバター」と表現し観光業は脆いが軍需はそうではないと評価している。基地の拡張に対しては反発の声も聞かれていて、抗議を行う人は自然が失われることを懸念している。流れ弾が来る可能性のある危険区域には野生動物保護区が残されていることがあり、反対する人々は希少な動物の活動が妨げられるのではないかと訴えている。