埼玉 元荒川 春

2025年4月21日放送 4:01 - 4:14 NHK総合
さわやか自然百景 (さわやか自然百景)

元荒川は埼玉県熊谷市を中心に関東平野を流れる河川で60キロほどの長さを誇る。かつては荒川の源流だったが400年前の工事で現在の形になった。2月になると元荒川の遊歩道沿いでは梅が花をつける。梅の花にはメジロやヒヨドリが集まる。ヒヨドリは花の蜜を独り占めするため、メジロを追い出そうとした。しかしメジロも負けじと木に近づく。この時期、鳥たちは活発に動き出す。モズは川岸の草地で虫を取る。元荒川で確認される鳥はおよそ100種にものぼる。春先は木に実る実は少ないが、センダンの木は例外で多くの鳥が集まる。センダンの実はヒヨドリの喉を通るギリギリの大きさで、ヒヨドリたちは実の向きを変え飲み込もうとする。3月、この日の気温は3℃。川からは水蒸気が立ち上る。霧の中では鴨たちが動き始め、草地の草をついばむ。しかしこの一体はオオタカのような天敵もおり、一斉にカモたちは川に戻った。
冷たい雨が降りしきるある日、モズの雄が食べ物を探す。しかし雨では虫たちも出てこずなかなか捕まえることができない。そんな中でもペアの雌に虫を捕まえてくる。ここからモズのペアは巣作りを始める。3月下旬、スズメが桜の木の蜜を吸い、キジは繁殖期を迎える。河川敷にある竹やぶではモズが巣を作り、雌が卵を温める。2週間程でヒナが誕生するという。この季節川辺では多くの鳥が繁殖期を迎える。元荒川は人の暮らしの近くに生き物たちの命の営みがある。


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