ズームイン!!サタデー 週刊!まるごとニュース
東京・上野公園で開催中の「うえの夏まつり」。金魚すくいの店では以前300円だった料金を今年500円に。国内で金魚を育てる人が減少し仕入れ値が上昇。またポイのプラスチックも値上がりしているという。縁日用品などを扱う卸問屋「ヤマギシ」を取材。円安の影響などで今年に入って仕入れ値が上昇し続けているという。
止まらない物価高に対して賃金アップを望む声が聞かれる。こうしたなか今週水曜日、厚生労働省の審議会は「最低賃金」の全国平均目安を1054円に決めた。過去最大50円引き上げとなる。労働者側が物価高の影響などふまえ大幅な引き上げを求めたのに対し、経営側は規模が小さい企業ほど価格転嫁ができていないなどの理由から慎重な姿勢を示した。経済評論家・加谷珪一は「物価高考えると足りない。食料品の値上がり考えると1100円はほしかった」と話した。世界の最低賃金をみると、オーストラリア・2223円、英国・2102円、韓国・1103円、日本・1054円となっている。最低賃金は今後各都道府県で論議され10月ごろに改定される。