THE TIME, プチマーケティング部
街の人に家電に対する不満や悩みを聞いてみると「機能の少ない安いものでもよい」「説明書を読み込まないと機能を後から知ることが多かった」などの声が聞かれた。エクスクリエ調べによると「最近の家電は無駄な機能が多いと思う」にそう思う、ややそう思うと答えた人は4人に3人だった。そこで最近注目されているのは“機能減らし”家電。MEGAドンキホーテ成増店では通常なら10万円はするドラム式洗濯機が約5万円だった。この洗濯機は乾燥機能を省いている。ドンキホーテ・西井太一は「ドラム式洗濯機を購入された人の中で乾燥機能を使わないという人が多かった」と話した。だがドラム式であるため縦型洗濯機の2分の1の水量で洗濯できる。オーブン機能をなくしあたためと解凍に特化したレンジは税込み8789円。コードレス機能を省いたスティック型掃除機を発売しているマクスゼン・冨永涼斎は「コードレスよりコード付きの方が吸引力が強い」と話した。必要な機能だけに絞り低価格を実現しているメーカー・MAXZENからは有機ELなどのパネルを使わず高音質スピーカーを使わないことで テレビ50インチで65780円。SHARP・ヘルシオホットクックの低価格シリーズはこれまで650品目あったメニューを100に厳選し自動かき混ぜ機能などを省くことで低価格を実現した。