NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
気象庁によると、低気圧から伸びる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で鹿児島県ではきょう午前1時すぎと午前5時前に線状降水帯が発生して顕著な大雨に関する情報が発表されるなど、猛烈な雨が降り続いていて、記録的な大雨となっている。気象庁は午前5時、鹿児島・霧島市に大雨特別警報を発表した。5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報。鹿児島空港では午前3時までの1時間に107.5ミリの猛烈な雨を観測し、1時間の雨量としては統計を取り始めてから最も多くなった。これまでに降った雨で鹿児島県、宮崎県、新潟県、秋田県、青森県では土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして土砂災害警戒情報が発表されている地域がある。鹿児島・霧島市内を流れる川は昨夜から今朝にかけて水位が大きくあがっている。鹿児島県では氾濫危険水位を超えている川がある。
九州南部では猛烈な雨が降り続いている。鹿児島・霧島市に大雨特別警報がだされた。すでに重大な災害が発生している可能性が高い状況。霧島市はきょう午前5時、市内全域の6万3139世帯12万2485人に緊急安全確保をだした。宮崎・都城市を流れる大淀川は上流部にあたる竹下水観測所で午前4時半ごろに氾濫危険水位を超えた。鹿児島・姶良市の危機管理課によると、狩川周辺の複数の住宅で床下浸水の情報があるという。