列島ニュース 鹿児島局 昼のニュース
今シーズン奄美大島近海で確認されたザトウクジラの数が過去最多になったことが、奄美クジライルカ協会の調査で分かった。確認された群れのうち2割近くが「親子の群れ」となっているが、最新の研究では人が接近して泳ぎ観光客からの人気も高い「ホエールスイム」が親子にストレスを与え、個体数の減少につながる可能性があることも指摘されている。このため奄美クジライルカ協会は、親子クジラを海中から観察する回数を2回までに制限し、生まれて間もないクジラの赤ちゃんについては海中での接近を禁止するなど規制を強化することを決めた。将来的には、親子クジラへのホエールスイムを禁止する方向で検討を進めるという。