Nスタ それが知りたかった!
高温が妊婦に与える影響を解説。妊娠初期では赤ちゃんの心臓や脳が作られる時期で、高温はこの時期では死産、流産、先天異常のリスクがある。母体に関しても妊娠高血圧、糖尿病、胎盤の早期はく離、前期破水、出血などのリスクが。本杉美樹は今回の研究結果について、とくに注意しなければいけなのが上位5%の高温。妊娠している女性は赤ちゃんを体のなかで育てたり、胎盤を作ることにエネルギーを使い、体の中に熱が作られやすい状態。また、赤ちゃんを守るために脂肪が作られやすく熱を逃がしにくい。地域ごとによくある暑さであればリスクは高まらないが、その土地で観測される最高気温の上位5%、極端な暑さになると、母体がその負荷に耐えられず早産などのリスクが高まるという。去年8月では、32度で上位5%になる中で8月の77%は妊婦に危険な高温が続いた。