子どもたちを勇気づけた劇 ふたたび

2025年1月7日放送 13:26 - 13:35 NHK総合
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学校ウサギをつかまえろは、阪神・淡路大震災が発生した年の10月に上演された作品。演じているのは兵庫県尼崎市を拠点に地域に根ざした演劇活動を行っている兵庫県立ピッコロ劇団。ピッコロ劇団は、1994年の震災の前の年に国内初の県立劇団として誕生した。阪神・淡路大震災が発生し公演は中止となったが、劇団員は悩んだ末に自分達にできるのは演劇によって被災した子どもたちを元気づけることだと考えた。発災翌月には屋外での公演を始め、10月から被災者を激励する公演として学校の体育館などで演じられたのが学校ウサギをつかまえろだった。劇団ではその後も数年ごとに繰り返しこの作品を演じてきた。去年11月に県内3か所の小学校で演じられた学校ウサギをつかまえろは、この日尼崎市内施設でも公演が行われた。ピッコロ劇団には32人の劇団員がいて、そのうち2人は当時の公演を経験しているという。兵庫県立ピッコロ劇団は震災に関わる作品にも取り組んでいる。来月上演する予定の神戸わが街は震災についても描かれている。


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