岐路に立つPTA 保護者の“もやもや”

2024年10月5日放送 21:24 - 21:29 NHK総合
サタデーウオッチ9 (ニュース)

PTAは戦後の民主主義教育を推進するため全国で作られた。保護者と学校が協力し、子どものための精力的な活動が長年、行われてきた。しかし、先月、「会員の大幅な減少で活動が継続できない」と、岡山県で全国で初めて都道府県レベルのPTA連合会が解散を決めた。PTAに何が起きているのか。不満を語る関東地方の小学校でPTAの役員を2年務めた保護者は、フルタイムの仕事との両立が難しかったという。また、別の地方の学校でPTAの役員を務める男性は。活動資金の使いみちにもやもやするという。児童活動費という名目でPTAが集めたお金が、学校の備品の購入に充てられているため。
本来、PTAへの加入自体は強制ではなく任意。ただ、これまでは子どもが入学したらPTAには自動的に加入するものだと思っていた人が多かった。それが共働きの家庭が7割を超えるなど社会や家族の在り方が変わる中で、PTAを負担に感じる保護者がいるのも現状。情報提供サイトに寄せられた保護者の本音を紹介。地域の団体がPTAの全国組織から相次いで退会し、昨年度の会員数は5年前と比べておよそ1割(91万人)減ったことが分かった。


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