ニュースウオッチ9 SPORTS
広島ドラフト2位ルーキー・佐藤柳之介投手に注目。初めて臨むプロのキャンプ。佐藤投手は、気負いなく自然体で過ごしている。先輩にも臆せず接し溶け込んでいる。持ち味は、回転数が多く、伸びのあるストレート。キャンプ序盤のブルペンでは、広島・新井貴浩監督が球筋を確認したいとわざわざ打席に入った。野手のバッティング練習ではストレートで詰まらせ打球は前に飛ばない。バットを折る場面も。伸びのあるストレートを生み出しているのは、体の柔らかさ。こだわっているのがストレッチ。キャンプで取り組んでいるのは、変化球のレベルアップ。新たな握りのチェンジアップにも挑戦しているが、なかなかうまくいかない。練習を終えて帰り支度をしていると、チームのレジェンド・黒田博樹さん(球団アドバイザー)がやって来た。スパイクを履き直し、2回目のピッチング。マンツーマンレッスンが始まった。佐藤投手が目指すのは「勝てる投手」「投げた試合は全部勝つ。負ける試合を作りたくはない」と語った。キャンプではチームメイトの秋山翔吾選手や菊池涼介選手を相手に空振りを奪うシーンもあった。