- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 竹野大輝 吉岡真央 畠山衣美
オープニング映像。
自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る問題。衆議院予算委員会が、旧安倍派の会計責任者の参考人聴取を行った。この幹部協議には、塩屋元文部科学相、下村元政調会長、西村元経済産業相、世耕前参院幹事長の4人の幹部が出席したことが明らかになっている。このうち塩谷元文部科学相を除く3人は、国会の政治倫理審査会で還付の再開に「結論が出たわけではない」などと説明していた。旧安倍派の幹部が「詳しい経緯は知らない」などと話したことをどう思うか質問されたのに対し、会計責任者は「不思議なことだと思った」と述べた上で、還付が再開されたときのことを問われると「やらざるを得ない状況だった。還流を希望する議員がいる。還付もやむをえないということになった」と語った。もう一つの焦点は、そもそも還付の再開を求めたのは誰なのか。派会計責任者は裁判で「ある幹部から、ある議員が還付をしてほしいと言っているという話があった」などと証言。ただある幹部が誰なのかは明らかになっていなかった。これについて問われた派会計責任者は「いまは現職ではない人」と述べた。
東京・足立区、野菜の高値が続く中、外国産の輸入が急増。特に増えているのが、キャベツの輸入。財務省がきょう発表した貿易統計によると、先月の輸入量が去年の同じ月の42.5倍と記録的な増加となった。倉庫に積まれたキャベツ。産地を見ると中国の文字。主に外食や弁当向けとしてカット野菜の加工などを行っている企業では、都内の工場で1日に約15トンのキャベツを仕入れているが、夏の猛暑やこの冬、雨が少なかった影響で、去年12月以降、国産キャベツの調達量は例年の半分程度に。不足している分を補おうと、輸入キャベツを使うことを決め、必要な安全対策を行ったうえで現在は国産と同じ量を利用している。カット野菜を手がける企業・担当者は「(国産キャベツは)仕入れ調達の面では、価格も2倍ほどに高騰。輸入を併用してくのは、なくてはならない対策」と述べた。
外国産キャベツの輸入量は急増。きょう財務省が発表した品目別の貿易統計によると、先月の輸入量は1万7483トンで、去年の同じ月と比べて42.5倍に増えた。ひとつきの輸入量としては、比較可能な2008年以降では、天候不順の影響で生産量が大きく落ち込んだ2018年3月に次いで、2番目に多くなった。輸入元を見ると9割以上が中国で、次いでベトナム、韓国などとなっている。
国産キャベツの生産量の落ち込み。飲食店にも影響が出始めている。全国で180店舗を展開するお好み焼きチェーン。多くのメニューに欠かせないキャベツの使用量は、毎月全国で計80トンに及ぶ。これまで国産にこだわってきたが、生産量の落ち込みの影響で、来月1日から一時的に中国産のキャベツも使うことを決めた。運営する企業では、国産キャベツを確保するため、きょうも食材の業者と商談にあたったという。お好み焼きチェーン・福永剛士専務は「国産キャベツが家庭、店舗用でも不足し、今後しばらくはめども立たない”という話があった」と語った。国産だけに頼ると必要な量の4割が不足する見込み。当面は外国産で補えるという。福永専務は「今後どういう状況になるのか、注視しながらやっていきたい」と語った。
今後、安定供給されるのか。消費量の多いキャベツは、日本では季節ごとに産地が変わる産地リレーが行われている。冬の時期は愛知などが中心だが、春キャベツを含む時期になると、神奈川などの関東圏が産地に。夏〜秋にかけては、標高が高く、比較的涼しい地域などへ産地が移る。東京農業大学・堀田和彦教授は「春キャベツをつくる所の天候が安定してくれば、いずれ価格は落ち着いてくる」と述べた。ただ中長期的な話としては「産地の気候が不安定化している」と指摘。天候などによって、野菜の高値は続く可能性もある。輸入野菜なども活用して、価格や供給の安定を図っていく必要がありそう。
日本の少子化が予測を超えるスピードで進んでいる。きょう発表された去年1年間に生まれた子どもの数の速報値は、72万人余。前の年と比べると、3万7000人余り減少し、統計を取り始めてから最も少なくなった。国立社会保障人口問題研究所は、おととし出生数が73万人を下回るのは、2039年と推計していて、15年早く少子化が進んでいることになる。子育て世帯を取材すると少子化に歯止めがかからないある要因が浮かび上がってきた。東京・練馬区で暮らす夫婦は、共働きで3歳の娘を育てている。夫婦が2人目の出産をためらう理由が住宅事情。今住んでいるのは、1LDK、38平方メートルの賃貸住宅。布団やおもちゃを収納するスペースも十分ではない。将来を考えて引っ越しを検討したが、2LDKのマンションを調べると周辺の家賃は今の約1.5倍。さらに家賃が比較的安い郊外への転居も、2人とも基本的に在宅勤務が難しい仕事のため、現実的ではないという。
若い世代に理想の数の子どもを持たない理由を尋ねた結果(国立社会保障人口問題研究所調べ)。お金を理由に挙げる人が多くいたが、約5人に1人が、家が狭いからと回答。日本の住宅事情。国が示している豊かな生活を実現するために必要と考えられる面積の目安(国土交通省「住生活基本計画」より)。都市部では、3人世帯なら75平方メートル、4人世帯なら95平方メートルとなっている。首都圏の新築マンションの1戸当たりの専有面積は、家の広さがどんどん狭くなっている。2000年には74平方メートル余だったが、去年は66平方メートル余だった。首都圏の新築マンションの平均価格(不動産経済研究所調べ))は去年7820万円で、バブル期も上回っている。
安心して子育てができる住まいをどう確保するのか。各地で模索も始まっている。東京・練馬区の一軒家に夫と1歳の息子と暮らす女性は、去年、広さが45平方メートルのマンションから引っ越してきた。広さは4LDKで103平方メートル。ほかに検討していた物件よりも、家賃を低く抑えられ、2人目の出産も考え始めているという。なぜ家賃を抑えて広い家を借りられたのか。それは、もともとこの家が空き家だったから。築30年以上の空き家を工務店が借り上げ、リノベーション。子育て世帯などに貸し出す仕組みで、これまでに100件ほどを手がけている。
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社員が住む場所を選びやすくしようと、制度を見直した企業も。千葉県に本社があるこちらの企業は、おととし住宅手当の対象を全社員に拡大。通勤にかかる交通費の支給上限を大きく引き上げた。さらに週に3日、リモートワークをできる制度も導入。9歳と4歳の子どもを育てる男性社員は、実家がある静岡・富士市に自宅を構え、新幹線で通勤。ファッション通販サイト運営企業・三原正久ディレクターは「必要な制度手当、福利厚生があるなら、引き続き検討したい」と述べた。
少子化対策に詳しい専門家、みずほリサーチ&テクノロジーズ・藤森克彦主任研究員は「社会保障制度の中で、」と家賃補助制度などの充実を」話している。住宅の支援に、より目を向けることの必要性を指摘。住宅の支援はもちろん、賃上げや働き方改革なども併せて進めて、出産を望む人たちが希望をかなえられる環境を整える必要がある。
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日本全国の気象情報。
サッカー女子の日本代表・なでしこジャパンが大金星。世界ランキング1位・アメリカから13年ぶりの勝利を挙げた。シービリーブスカップ最終戦:日本2−1アメリカ。なでしこジャパン・ニールセン新監督のもとボールを保持しながら攻め込むサッカーで2連勝中の日本。アメリカとは40回対戦し、1回しか勝ったことがない。なでしこジャパンはこの大会初優勝。なでしこジャパン・熊谷紗希選手は「ポジティブなエネルギーを全員が出せるチームだと思う」、ニールセン監督は「選手たちは非常に勇敢に戦ってくれた。勝利に値するプレーだった」と語った
来月東京で行われる開幕戦で開幕投手を務める、カブス・今永昇太投手とドジャース・山本由伸投手がオープン戦に登板。オープン戦:カブス4−4ジャイアンツ。今永投手はジャイアンツ戦に先発。今シーズン初めての実戦マウンド。3回途中まで投げて6つの三振を奪い、冷静に試合を振り返った。今永投手は「スプリットが多めになってしまった。次の実践以降は、いろいろな球をためしていきたい」とコメント。
オープン戦:ドジャース9−3ブルワーズカブス・今永投手と開幕戦で投げ合うドジャース・山本由伸投手が先発。3回途中まで投げて3失点だったが、試合後、調整の手応えを口にした。山本投手は「すごく順調だと思う」と語った。
ドジャース・大谷翔平選手はオープン戦には出場せず、2回目となる実戦形式のバッティング練習。豪快なスイングで、ホームラン性の当たりを打った。2日後の古巣・エンジェルスとのオープン戦で、初めての実戦に臨む予定。
オープン戦:パイレーツ7−3オリオールズ。オリオールズ・菅野智之投手がオープン戦に初先発。2回を無失点に抑え、上々の実戦デビューとなった。菅野投手は「あっという間に終わ茶った気がする。いい純美をして試合に臨めた」と語った。
巨人の3年目・浅野翔吾選手。初めてとなる1軍でキャンプをスタートした浅野選手は、1軍では最年少の20歳。今シーズンの目標はレギュラー定着。昨シーズンは夏以降に1軍に定着。8月だけで3本のホームランを打つなど、持ち味の思い切りのよいバッティングで結果を残した。しかし優勝争いが佳境となっていた9月の広島戦。エラーで同点に追いつかれ、その後チームは逆転負け。このエラーをきっかけに浅野選手は打撃が低迷。精神面の弱さが課題となった。精神面を鍛えるため出した答えが、冬場の自主トレーニングを1人で行うこと。質より量を重視。迎えた宮崎キャンプ。しれつな外野手争いから抜け出すため、早出の練習が終わったあとは、休む間もなく10時から全体練習。全体練習が終わったあとは居残り練習。もう1つの課題の守備練習を巨人・阿部慎之助監督のノックで行い、打球への入り方を体にしみこませた。ひたむきに練習を続ける浅野選手に、阿部監督は「センスは努力でカバーするしかない」と厳しくも期待を寄せている。精神面を鍛え、守備を磨く浅野選手。強い決意で今シーズンのレギュラー定着を目指す。
女子ゴルフアメリカツアー第1ラウンド:1位・キムアリム(韓国)、7位・古江彩佳、7位・渋野日向子。古江選手は「あしたも集中して頑張りたい」とコメント。
スポーツクライミング女子で、パリ五輪4位の実力者・森秋彩選手。登った高さを競うリード種目の大会、ジャパンカップを前に会見に臨んだ。森選手は「ミスを恐れず攻めた登りをして、長く楽しみたい」とコメント。大会6連覇を狙う21歳は、どんな課題が来ても対応できると、あさってから行われる大会に自信を示した。