巨人の3年目・浅野翔吾選手。初めてとなる1軍でキャンプをスタートした浅野選手は、1軍では最年少の20歳。今シーズンの目標はレギュラー定着。昨シーズンは夏以降に1軍に定着。8月だけで3本のホームランを打つなど、持ち味の思い切りのよいバッティングで結果を残した。しかし優勝争いが佳境となっていた9月の広島戦。エラーで同点に追いつかれ、その後チームは逆転負け。このエラーをきっかけに浅野選手は打撃が低迷。精神面の弱さが課題となった。精神面を鍛えるため出した答えが、冬場の自主トレーニングを1人で行うこと。質より量を重視。迎えた宮崎キャンプ。しれつな外野手争いから抜け出すため、早出の練習が終わったあとは、休む間もなく10時から全体練習。全体練習が終わったあとは居残り練習。もう1つの課題の守備練習を巨人・阿部慎之助監督のノックで行い、打球への入り方を体にしみこませた。ひたむきに練習を続ける浅野選手に、阿部監督は「センスは努力でカバーするしかない」と厳しくも期待を寄せている。精神面を鍛え、守備を磨く浅野選手。強い決意で今シーズンのレギュラー定着を目指す。