イット! しらべてみたら
昔ながらの出前を続ける名店をしらべてみた。東京・大田区の京急線糀谷駅から徒歩約3分の老舗そば店「恵比寿庵」。切り盛りしているのは店主の潤さんと母親の興子さん。そばは手作りで製麺機は祖母の代から使い続けている。今年で創業97年という超老舗の店。味わえるのは大きな釜で茹でたそばと房総のかつお節を使ったつゆをたっぷりかけたかけそばや鴨南ばん、鍋焼きうどんなど。お昼どきには出前の電話が。注文した常連の整骨院では、地域に根付いて安心だとの話が聞かれた。夜になって気温が下がると出前の注文がどんどん入る。カツ丼セットなどを頼んだ一軒家の家族はお店で食べるのと全然変わらないと話す。天もりなどを注文した保育施設の先生たちの中には香港出身の人もおり、漫画で見たことがあったという日本の出前に大興奮。昔ながらの出前の魅力については、地域に根付いた安心感だと話した。恵比寿庵の出前は創業当時の97年まえから始まり、17年前に潤さんが歴史を母から引き継いだ。昔ながらの出前を続ける理由について店主の男性は「自分ができるうちは続けていきたい」と述べた。