NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
戦後80年の今年、石破首相は先の大戦を検証し、平和を構築していくためのメッセージを出したいという考えを示している。これについて昨日の衆院予算委の集中審議で「形式はともかく戦争を二度と起こさないための発出は必要だと思っている」と述べ、その上で「世界に向けて何を発出するかは私自身の思いとして強いものがある。いろいろな意見を踏まえながらよりよいものにしていきたい」と述べた。これまで石破首相は歴代内閣の歴史認識については引き継ぐ考えを示していて、政府関係者によるとメッセージは戦争が起きた背景を分析し、平和への道筋を示すことに力点が置かれる見通しだという。そして明日の広島、9日の長崎での原爆の日の式典や、15日の終戦の日の全国戦没者追悼式などの挨拶で自らの言葉で平和への決意を示した上で、来月以降を視野に具体的な発表時期について検討を進める方針。