戦略の真意は? キーパーソンに聞く

2025年1月4日放送 7:31 - 7:35 NHK総合
経済バックヤード File02:戸建て住宅業界

経済取材20年の渡辺圭司が、住友林業と大和ハウス工業の戦略を取り仕切る役員を直撃。まずは、平屋のニーズを取り込もとうする住友林業。その戦略を大谷信之常務に聞く。大谷常務は、「我々は設計力を売りにしているので、自由設計でお客様にあった空間を作ることができる。強みを活かせる、差別化できるのが平屋だと考えています。私が入社した当時の30年前は平屋の需要は少なかった。しかし、平屋が色んな意味でリーズナブルになってきたのが大きな変化。設計をしてみるとコスパが安い、動線が便利、共働きが多いお客様が住んでみたら素晴らしいと。意外な発見だと思っています」と語った。
一方、注文住宅の中でより価格を抑えた規格住宅を打ち出す大和ハウス工業。永瀬俊哉常務にその理由を聞く。永瀬常務は、「我々の社員の人件費もどんどん高くなってきていますが、それと反比例するように着工戸数がどんどん下がってきている。考え方を変える必要がありました。今まで過去に何万棟も建ててきていますが、それをちゃんとデータ化し、そのデータを使ってお客様に提案し、できるだけ設計作業に人手がかからないようにすることはできないか、ということで規格住宅を始めた。自分たちが生産を良くすることが求められていると思います」と語った。市場が縮小し、限られたパイの奪い合いとなっている戸建て住宅業界。それぞれが強みを生かした大勝負に出ている。


キーワード
住友林業大和ハウス工業

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