放送100年企画 映像で振り返る日本の風物詩

2025年6月23日放送 16:35 - 16:50 NHK総合
午後LIVE ニュースーン 蔵出しセレクション

小中学生対象の2022年の七夕の願い事ランキングを紹介。1位は恋愛関連、2位は勉強・受験、3位はコロナ関連となっていた。国立歴史民俗博物館の山田慎也さんが各地の七夕行事を解説。新潟県糸魚川市の「根地の七夕」は人形と船を作って七夕流しということで自分の厄を乗せるというもの。富山県滑川市の「ネブタ流し」は重要無形民俗文化財に指定されている。いかだの上の松明に刺さっているナスやきゅうりは形代の役割で、流すことで厄払いや無病息災を願う。山口七夕ちょうちんまつりで灯されるちょうちんは約10万個。室町時代にこの地を治めていた大名が、先祖の冥福を祈ったのが始まりだという。どの行事も現在も行われている。元々七夕は中国から伝わってきた五節句という季節の節目の行事が始まりになっている。江戸時代には幕府によって公式行事とされた。笹に短冊を飾る週間は江戸時代の寺子屋文化から始まった。子どもたちが書を学ぶ一環だった。NHKに残されている中で最も古い仙台の七夕まつりの映像を紹介。昭和10年頃の映像で、明治から大正にかけて廃れていたが昭和2年に不景気を吹き飛ばそうと復活した。昭和36年の映像ではパレードも行われていた。
新日本風土記の映像。仙台のアーケード街にたくさんの竹が運び込まれた。地面には竹を差し込む穴があり年に1度このときだけ開けられる。この竹を飾り付けて行われるのが仙台七夕まつりで、3000本の飾りが街を彩る。仙台市内の紙問屋では5000あまりの飾りを作っている。現在は飾り作りの殆どが業者任せになっているが、昭和24年創業の文具店では手作りにこだわっている。仙台の七夕に街の人は様々な願いを込めてきた。七つ飾りという吊るしものの数々には意味があり、巾着という飾りは富を願い商売繁盛を祈る。屑籠はものを粗末にしない心がけを説くもの。紙衣は裁縫と技芸が上達するという願いがあり、子供が丈夫に育つようにという形代の意味もある。8月6日、3日間にわたる七夕まつりの始まり。趣向を凝らした飾りが店の中から続々と運び出される。他にも吹き流しは裁縫の上達、折り鶴は長寿、投網は大漁祈願などの意味が込められている。7月7日はそうめんの日でもあり、七夕の給食では多くの学校でそうめんが出されているという。元々中国で7月7日に索餅という食べ物を食べる習慣があり、それが日本でそうめんを食べることが七夕の行事の食事として浸透していった。


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