news every. 投票前に考える それって本当?
とある街頭演説で、スマートフォンや望遠カメラをかまえる人達がいた。彼らは政党の会見や演説などをSNS上で配信する政治系YouTuber。再生回数などに応じ収益が得られることもありブームは加速している。選挙結果を左右するほどの影響力を持っているとも言われている。演説動画などに独自の解説コメントを加えて発信するユーチューバーも現れている。チャンネル「平和の使者 もん」の運営の方は「(機材に)150万円くらいかけている」とし、この方は普段は空調設備会社の社長をされている50代男性。ある政治団体の主張に共感し演説をライブ配信している。活動頻度は週6日で1か月の収益は約10万円。男性は「駐車場とガソリン代だけでもそれくらいいっている。(支持する党の活動が)広がってくれればいいなって思いが強い」等としている。配信の視聴者は2万人を超えることもある。視聴者に感謝され支持する党の活動が広がっていくことにやりがいを感じるという。また現場に足を運ばず、政党の会見などを切り抜いて投稿する切り抜き系YouTuberもいる。コメント欄の盛り上がりなどを参考に会見の注目の部分を切り出し、テロップやナレーションをつけて10分ほどの動画にする。「視聴者に広く政治に関心を持ってもらうため活動している」と話すのは「世間を賑わすニュースあれこれ」を運営している男性。「最高月収80万円くらい」等と話している。一時期は再生回数や収益を上げることに熱中するあまり動画で誇張した表現をしてしまった経験もある。過激な表現を使うほど再生数や収益は上がりやすいと実感したという。この男性は「都合のいい組み合わせ(編集)をするチャンネルも増えてきたので、SNSをでバズったものを(簡単に)信用しないようになっていただきたい」と話す。