ウェークアップ (ニュース)
茨城・つくば市の救急処置室に密着した。午前10時頃男性が運ばれ、朝から胸の痛みがあり、様子を見たが改善しなかったため搬送、幸い生命に別状はなかった。筑波記念病院では救急搬送者が10人の内入院が必要な患者は7人だった。茨城県によると救急搬送の件数は14万3046件を超え、過去最多となった。しかしそのうち軽症は47.9パーセントだった。そのため救急車の数が少なくなることが問題になっている。救急搬送は約6割が大規模病院に集中しており、茨城県は緊急性が無い搬送の場合、料金を徴収することを全国で初めて導入した。選定療養費は大規模病院を紹介状なしで受診した場合にかかる費用で、該当範囲を広げたことになる。選定基準として、救急車を呼んだ時点での緊急性の有無で判断するが、場合により難しいという。市区町村単位では三重・松阪市で運用を開始しており搬送件数は前年に比べ2割減った。選定療養費が全国で運用されない理由について、緊急搬送された患者から徴収するが、病院ごとにきめることが可能だが、他の病院とのバランスで引いてしまうケースが多いため、行政や消防など一体となり進めることが必要と訴えた。