ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます! 現役警察官がスタジオに大集結!!国民を守る警察のお仕事に超密着3時間SP!!
腰に装着された手錠を取り出す訓練も行っており、手錠を一切見ずに素早く収納を行わければならない。犯罪現場では少しの遅れなどが国民や自分の命を落とす危険に繋がるため徹底した厳しい教育が行われる。助教と言われる担任のような役職に就く黒田は悪と対峙した際に怯まないように厳しくしているという。警視庁が管轄する東京都は犯罪発生件数が全国1位で、学生も厳しさを理解した上で訓練に励んでいる。
学生には卒業までに乗り越えるべき5つの関門がある。1つ目は交通実践。交通違反をした車両への対応を学ぶ授業。交通取締りは警察官の基本的な役目だが、薬物などの発見に繋がる事も多い。学生達は座学でやり方を学び、この日初めての実践訓練を行った。内容は運転中の携帯電話での通話の取り締まり。違反者役は教官で、まず車をストップさせ安全な場所に車を誘導。逃走を防ぐためにエンジンを切る。免許証を見せないことと逮捕されることもある事を伝え免許証を確認。学生達は1組20分で実践形式の練習を行い、交通取り締まりの厳しさを学ぶ。学生ら終わった後に反省会を行った。
関門2つ目は逮捕術。徒手や警棒などで相手を押さえ込む犯人逮捕のための武術で、本気で対峙しないと国民や自分を守れない。3つ目の関門はロールプレイング訓練。街で起こる様々なトラブルを想定したシミュレーションで、この日は口論している2人の対処に複数人で臨んだ。トラブル解決のためには役割を分担し、当事者同士の目が合わない位置まで遠ざける。訓練では新人警察官の発言や行動によって一般人役の行動も臨機応変に変更。訓練で学生が指摘されたのは相手がヒートアップしていても冷静に対応すること。全体を通して間合いを近すぎて命の危険があること。拳銃が奪われにくい姿勢も指導された。
4つ目の関門が実務修習。学校生活の中間時期に実施され、実際の現場に行き交番の警察官と同じ勤務を行う。今回はJR立川駅南口交番に配属され5日間勤務。これまでの訓練とは違い相手は一般市民。指導に当たる警察官によるとポイントはコミュニケーション能力で、人によって合わせる能力が必要。勤務開始から20分、詐欺に遭ったという男性が訪れた。