THE TIME, 関心度ランキング
きのう、千葉県のコメ農家では早場米の収穫作業が行われていた。横浜市にあるコメの販売店では沖縄、高知など全国から新米が続々と入荷。最高値は高知県産の「よさ恋美人」で5キロ7800円。他の新米も例年の1.5~2倍値上がっているという。農家産直米すえひろ・荒金代表は「創業以来の最高値」と述べた。コメのスーパー販売平均価格(農林水産省)は5kgあたり3737円と前週比195円値上がり、集計開始以来最大の上げ幅となった。30代女性「いつになったら価格が落ち着くのか…」などのコメントが寄せられた。今年の新米が高くなっている理由について宇都宮大学農学部・松平助教は「概算金が高止まりしていることが大きな要因と言える」と指摘した。概算金はその年の取引価格の指標ともなる。コメ農家は「銘柄にもよる」などと話した。今年は1万円増額したという。JAより高い価格で買い取る人たちもいる。松平助教は「他の業者が高く買ってしまうので(JAが)高く設定しないと確保できないということで概算金を高く設定してる」などと述べた。農水省はきのう、備蓄米の販売期限を来月以降も認める方針を示した。今まで約30万トンを放出してきたが、今月10日までに販売されたのは全体の約3分の1にとどまっているという。今後、新米、令和6年産米、ブレンド米、備蓄米と4種類のコメが出回るという。松平助教は「不作等になってくると5キロ4000円以上という状況が続く可能性があるといえる」などと述べた。