新試験研究炉の整備費 1,500億円規模に 文部科学省 原子力研究開発強化へ

2024年7月5日放送 18:00 - 18:01 NHK総合
ニュース (ニュース)

脱酸素社会の実現やエネルギーの安定供給に向けて、政府は原発を最大限活用する方針であるが、研究用の原子炉の廃止や原子力関係の学科に入学する学生数の減少など研究開発に必要な基盤の弱体化が課題となっている。文部科学省は原子力分野に関する研究開発力の維持や強化を図る必要があるとし、今後重点的に取り組む政策案を示した。この中では、廃炉になった福井県の高速増殖炉「もんじゅ」の敷地に建設される計画の新しい試験研究炉の整備に概算で1500億円規模の費用を投じることやプルトニウム燃料に使う高速炉の国内唯一の実験施設「常陽」について、燃料の製造施設が原子力規制委の基準を満たせない可能性があることから新たな施設の整備を検討することなどが盛り込まれている。日本原子力研究開発機構が保有する利用終了の研究施設の解体資金の確保策を検討することや不足が懸念される人材の確保に向けては各大学が一般教養科目に原子力の講義を設けるなどすそ野を広げる取り組みを進める方針。


キーワード
文部科学省日本原子力研究開発機構もんじゅ大洗町(茨城)東海村(茨城)敦賀(福井)原子力規制委員会常陽

TVでた蔵 関連記事…

子どもの権利条約30年 いま求められること (視点・論点 2024/10/2 4:05

伊沢拓司は小学5年生より賢いの? (クイズ!あなたは小学5年生より賢いの? 2024/9/27 19:00

五輪やパラ経験 アスリートを先生に (NHKニュース おはよう日本 2024/9/27 6:00

教育格差の打開策とは (グッド!モーニング 2024/9/27 4:55

8火山を重点的に評価へ 火山調査委 (大下容子ワイド!スクランブル 2024/9/26 10:25

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.