ひるおび! #ひるおびライフ
カナダ・モントリオールにやってきたのは響屋大曲煙火の5代目・齋藤健太郎さん。響屋大曲煙火は明治27年創業の老舗。大曲の花火にも出場。大曲4社でチームを結成。世界で最も権威ある花火大会に挑む。モントリオール国際花火競技大会は30年以上の歴史を持つ大会。期間中300万人以上が訪れる。世界中の花火師が憧れる大会。齋藤さんは「市場開拓というか日本の花火の技術を世界中の人に知ってもらいたいという思いで今回参加した」。会場となるのはモントリオール市内にあるラロンドアミューズメントパーク。日本のチームは4600発を持ってきている。花火玉の海外運搬は一苦労。コンテナ船で運ぶが火薬のため船会社もあまり運びたがらない。3年くらい探した。現在は花火のプログラミングにより打ちあがる。打ち上げ、煙が消える時間まで1000分の1秒単位で計算されている。フルオートは海外へ売り出すのに不可欠。海外の花火は派手な速射連発がメジャー。エンタメショーの側面が強い。日本の花火は芸術性や完成度にこだわり1発1発を楽しむ文化。日本チームが勝負をかけたのは花火の形状と色。海外の花火は玉が筒状で打ち上げると柳の枝のような形が多い。日本の花火は美しい円が主流。色が移り変わる技術も特徴。その秘密は粒状の火薬「星」。星は花火玉ひとつに450粒詰め込まれる。