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第35回高松宮殿下記念世界文化賞受賞者の横顔。音楽部門の受賞が決まったピアニストのマリアジョアンピレシュ（80）は3歳でピアノを始め、7歳でモーツァルトの協奏曲を弾いて天才少女と呼ばれた。リスボン国立音楽院で学んだ後、ドイツに留学。ピアニストのローズルシュミットとカールエンゲルに教えを受けた。1970年にベートーヴェン生誕200周年記念コンクールで優勝し以来、世界を舞台に活躍している。歌舞伎や文楽を愛好する親日家。演奏曲がフィギュアスケートの浅田真央に使用されたことでも有名。ピレシュは「私にとって日本は純粋さの見本のような物です」と話した。長年後進の育成に加え恵まれない子供たちの支援など社会活動にも精力的に取り組んできた。