ANN報道特番 (東日本大震災から13年「能登とつながる」〜被災者から被災者へ〜)
宮城県川崎町の「新澤醸造店」では、能登半島地震で被災した石川県の酒蔵からもろみを預かり、そのもろみを搾って酒にして瓶に詰める作業が行われた。石川県内でも珠洲市で被災した櫻田酒造の酒造りを白山市の車多酒造が手助けするなど、支援の輪が広がっていた。新澤醸造店は13年前の東日本大震災で被災した際に全国各地の酒蔵から支援を受け、新澤巖夫さんは「いつかは別の誰かを助けられるような蔵になっていきたい」などと思ったという。新澤醸造店は回収したもろみを搾って瓶詰めした酒約350本と生活用水1tを能登に届けた。新澤さんは「震災時にたくさんの蔵からアドバイスをいただいて、能登にお返しできるようにしたいと思っていた。これから始まるという感じで再スタートのきっかけになれば」などと話した。新澤醸造店が支援した数馬酒造は、今月下旬に酒造りの再開を目指しているとのこと。