news23 選挙の日、そのまえに。
先週都内で行われた参政党の街頭演説。ロイター通信東京支局の記者でイギリス出身のティム・ケリーさんが取材に訪れていた。「日本人ファースト」を掲げる参政党。神谷代表の発言が物議を醸す中、今月のJNNの世論調査では比例代表での投票先で、参政党は自民党と立憲民主党に次ぐ3番手に付けた。こうした勢いにティム記者は注目している。日本での取材歴25年のティム記者、街頭演説は世界的に珍しいという。ドイツ公共放送のプロデューサーのマライ・メントラインさんは、日本の選挙報道が「公平性を重視しすぎている」と感じている。ドイツの代表的な討論番組では、出演した政治家らの発言に誤りがないかファクトチェックを行った結果を次の放送などで紹介している。政治をめぐるデマや真偽不明の情報がネット上に拡散する今、日本のテレビに求めるものは”もっと積極的に報道すること”だという。