モーサテ プロの眼
大和証券・谷栄一郎の解説。利上げする利上げしない両方でコストがあると思っている。利上げしないことのコストが大きくなってきていると感じており、1月の会合で利上げが決定されるのではないかと予想している。利上げをするコスト(資金調達の負担増、住宅ローンの利払い増、経済成長の鈍化)、利上げをしないコスト(資金の流出、円安の進行、生産性の低い企業の延命)。金利が適切な水準から乖離しているシグナルについて。為替を管轄している財務省がこの円安は行き過ぎと市場で警告を入れるようなシグナルが増えてきたら利上げしないことのコストが大きくなってきているのではないかと疑ってみてもらっていいと思う。もう一つ私が注目しているものが長短スプレッド。10年金利と政策金利の差に注目。日銀の利上げのペースが適切よりも遅れ気味になってきているかもしれないというシグナルは出ていると思うので慎重ながらもゆっくりとは進んでいく必要がありそろそろなのではないかと気がするなどと述べた。