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APEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議のためペルーの首都・リマを訪れている石破総理大臣は、日本時間のけさ韓国のユンソンニョル大統領と約50分間首脳会談を行った。会談で石破首相は「大統領と私との間で、この日韓関係を未来に向けさらに確固たるものにしたい。最近の北朝鮮の動きを含め、私どもを取り巻く厳しい安全保障環境を踏まえ、日韓、日韓米の協力を継続的に強化していくことは重要だ」と述べたの対し、ユン大統領は「ロシアと北朝鮮との軍事協力により、地域と世界の情勢が緊迫化している。韓国と日本の緊密な連携がいつにも増して重要になっている今、こうした会談を行うことには格別な意味がある」と述べた。会談で両首脳は、北朝鮮が核ミサイル開発やロシアとの軍事協力を進めていることへの深刻な懸念を共有するとともに、日韓両国や日米韓3か国で引き続き協力していくことで一致した。会談後、石破総理大臣は「安全保障について、相当に突っ込んだ話し合いを行うことができた」と述べた。一方、米国のトランプ次期大統領との会談が見送られたことについて「法律上の制約もあり、現時点においてトランプ次期大統領との会談はいずれの国とも行わないと説明を受けている」とコメントした。