早期化するクマ被害 背景と対策は

2026年6月10日放送 14:50 - 14:59 NHK総合
時論公論 (時論公論)

昨年度クマによる人身被害は過去最多となった。昨年度の最初の死亡事故は6月22日だった。これに対し今年度はすでに4人の犠牲が出ていて最悪ペースとなっている。栃木・宇都宮では市街地にクマが入り込み市民生活にも影響が広がっている。きょう麻酔銃でツキノワグマが捕獲されたが市は今後3日間はパトロールを続けるとしている。全国で春先のクマ出没情報も去年を大幅に上回っている。東京農工大学大学院・小池伸介教授は人の生活圏で食べ物を得られると学習したクマが多く早い時期から街に侵入するようになったのではないかなどと指摘する。また近年のクマ被害多発の背景には地方の人口減少に伴い耕作放棄地拡大・温暖化などで野生動物の分布域拡大などもあるとされる。約40年間でヒグマ分布域は1.8倍、ツキノワグマは2.0倍に広がっている。
去年9月、国は法改正し市街地でも市町村の判断で猟銃による捕獲を可能にする緊急銃猟を設けた。これまでに全国で約70件実施されている。去年11月にはクマ被害対策パッケージをとりまとめた。春期クマ捕獲は雪上に足跡が残る時期に生活圏の外で捕獲を強化することで生活圏への侵入を防ぐ対策でことしは9道県で実施されている。政府は3月にクマ被害対策ロードマップを決定。2030年度まで施策を体系的に実施することで人とクマのすみわけを実現するなどとしている。保護管理ガイドラインでは保護中心から地域によっては数を減らす方針に転換した。現在ヒグマは5、ツキノワグマは18の地域個体群に分類できる。ガイドラインでは地域個体群ごとに県を越えて広域協議会を設置し連携してコア生息地確保などを求めている。目的はクマの減少ではなく人とのあつれきの減少。しかしハンターの育成は10年以上必要で人材不足などの課題が残っている。5月、環境省は都道府県に対し住民への注意喚起の徹底を求める連絡を行った。


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