ひるおび (ニュース)
森朗によるお天気解説。森朗は「猛暑日が続く見込みだ。西風が吹くパターンなのでフェーン現象が起きやすい。上空ではチベット高気圧が日本付近で重なっている。輪を描いて吹いている。太平洋高気圧の背が高い為、チベット高気圧の高さまで及んだ可能性がある。チベット高気圧が太平洋高気圧と並んでいる様な状態と考えられる。分厚い太平洋高気圧をかけている様な状態だ。しばらくこの状態が続く予想。住宅内で発生する熱中症を防ぐ為にはエアコンが大切だ。」等と解説した。室内の目安は室温が28℃、湿度が40~60%。湿度が65%を超えると熱中症への警戒が必要。街の人達に話を聞くと、「エアコンをつけっぱなしにした方が良いのかこまめに切る方がいいのか分からない。」等の声が聞かれた。
横浜市にあるマンションのリビングを使用して行った実験。エアコンの設定温度26℃で風量は自動。設定温度を25℃にした場合と風量を強にした場合。それぞれ、15分間つけっぱなしにした。サーモカメラで比較すると、強の方が身体の表面温度等が下がっているのが分かる。さらに、消費電力の消費量も強にした方が少ない事が分かった。設定温度を下げると室外機に負担がかかり、電力消費が大きくなる。設定温度を下げるよりも風量を強めた方が1か月の電気代で約570円お得になる。設定温度まで下げたい時、風量を自動にする方が風量を弱にするよりも節電となる。約990円のお得となる。風量を弱にすると設定温度まで時間がかかる。その為、余計な消費電力になってしまう。冷房の目的は温度を下げる事。一方、除湿の目的は湿度を下げる事。除湿には弱冷房除湿と再熱除湿の2種類がある。弱冷房除湿では温度が少し下がる。一方、再熱除湿では温度があまり下がらない。温度が一番下がるのは冷房。また、ダイキン工業の重政さんによると、除湿で寒さを感じる場合、少し温度を上げる方法もあるという。(ダイキン工業調べ)