本当に当たったヒット予測2024

2024年7月17日放送 7:34 - 7:44 TBS
THE TIME, THE TIME,マーケティング部

魚介の生産・加工・流通など水産業界の情報を伝える日刊紙「日刊水産経済新聞」佐々木一正編集委員に今年ヒットする魚を予想してもらった。佐々木編集委員の予想は海ではなく陸に建てた施設で育てる陸上養殖サーモンがヒットすると予想していた。佐々木編集長は「鮭の価格は世界的に上がっている。NECなどが参入しいている」と話した。円安が進むと陸上養殖がさかんになり輸入に頼っていたサーモンに国産の波がくると予想していた。その予想から半年、その後を取材。予想は見事的中し、陸上養殖サーモンの水揚げが開始されていた。国産養殖サーモンの養殖場は全国74か所に広がっている。佐々木編集委員は「ご当地サーモン戦国時代」に突入すると予想した。業界初の機能性表示食品となっている北海道「薬膳サーモン」、みかんの香りが特徴の愛媛「宇和島サーモン」、「信州サーモン」などご当地のものをエサに加えるなどの工夫がされている。サーモンはエサとして食べたエビやカニの色素でオレンジになっている。養殖の場合もエサによって色が変わる。佐々木編集委員が注目しているのは栃木県宇都宮市の浄水場で養殖されている「ストロベリーサーモン」。宇都宮市上下水道局・関口祐樹技師は「宇都宮の水道が安心安全であることを知ってもらうため、PR事業として養殖を始めた」と話した。宇都宮市の水道水は 上質な地下水を使用している。水温を保ちやすく養殖に適している。 栃木の名産「スカイベリー」をエサにまぜて与えている。養殖ではストレスや感染症のリスクがあり生存率は8割ほどだという。11月から出荷予定とのこと。
養殖に向かない魚とされているキングサーモン。東京海洋大学・吉崎悟朗教授の研究チームがキングサーモンの卵と精子を作る幹細胞をニジマスに移植してニジマスがキングサーモンの卵と精子を寿命を迎えるまで作り続ける新技術を開発した。これでニジマスがキングサーモンの代理親となることが可能。日刊水産経済新聞・斉藤耕如報道部長はほっけの陸上養殖に注目。ホッケの漁獲量は一時期は最盛期の10分の1以下にまで落ち込んでいた。値段も高騰していたことから北海道・白老町で全国初のホッケの陸上養殖が開始された。この実証実験が成功したらホッケの刺身が食べられるようになる。ホッケの刺身がない理由は鮮度の落ちがはやい魚でアニサキスに寄生されている可能性が高いとのこと。


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