ブレイクスルー (ブレイクスルー)
世界初のリニア式で物流革命を起こそうとするキューバス。大久保社長は新たな物流網の構築という野望を抱いている。トラックの積み込みなど、物流のあらゆる場面で活用されるパレットサイズまで台車を大型化する開発を進めているという。目指す積載重量は今の10倍の1トン。その裏には国交省が持っている土地や高速道路を有効活用して東京~大阪間を走るプロジェクトがある。政府は今年の骨太の方針に高速道路に自動物流道路を構築すると盛り込んだ。2030年代なかばには一部区間で運用を始める予定。このプロジェクトにキューバスが参画することが決定したという。実現すればトラックの荷待ちによる渋滞を解消でき、人手不足が深刻な長距離ドライバー1万7000人分を補うことができる。さらに輸送コストは98%も削減できると言われている。大久保社長は「海外に行くことしか考えていない」「『日本だって負けていない』と示したい」と話す。