2025年6月28日放送 10:30 - 11:00 テレビ東京

ブレイクスルー
東京〜大阪を結ぶ“リニア式物流専用道路”で物流革命!?

出演者
佐々木明子 相場英雄 
(オープニング)
趣旨説明

ネット通販が急拡大する一方、配達員は人手不足。そんな中、リニアの力で物流革命を起こそうとする新たなシステムが誕生した。それが世界初というリニア式ロボット倉庫。巨大な国家プロジェクトへの参画も決定。物流業界を一変させようとする開拓者にベストセラー作家・相場英雄が迫る。

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オープニング

オープニング映像。

(ブレイクスルー)
世界初!“リニア式”ロボット倉庫

本日の開拓者はキューバスの大久保勝広社長。世界初のリニア式ロボット倉庫。今様々な倉庫で導入が進んでいる荷物運搬ロボットだが、キューバスの動力は代車でなく床の電磁石で、前後左右に動くのはキューバスだけだという。奥にある荷物も複数台が同時に動き、最適なルートで手元に届けられる。この最適ルートを割り出しているのも独自開発のAIだという。通路が必要ないのが大きなメリット。倉庫の中をどれだけ効率よく使うかにコンセプトがあるという。電力もほとんど使わない。さらにレイアウトも自由自在。床は立体的に組み立てられ、天井ぎりぎりまで積み上げられる。

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大久保勝広社長に話を聞く。現在新規の相談は100件以上きているという。客からの提案が新たな開発にもつながっているといい、「客の成長ビジネスに対して裏切りたくない」と話す。大久保社長は元々会社を立ち上げアパレルの在庫管理のシステムを開発していた。その現場で目にした光景がキューバス起業のきっかけになった。起業時は「2024年問題」は基本的には視野にはなかったという。去年、キューバスのロボット倉庫をアパレル大手のBEAMSが初めて導入した。キューバスを導入したことで省人化・省スペースを実現した。倉庫全体のシステムは豊田自動織機が設計し、キューバスを導入したという。キューバスは豊田自動織機から出資も受けることに。さらに豊田紡績や三菱倉庫グループなどもキューバスに資本参加している。世界的な大企業など約20社が導入する予定。JR東日本とも実証実験に入っていて、検討に入っているという。駅を物流化しようというニーズがあるということ。

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東京~大阪“リニア物流専用道”も!?

世界初のリニア式で物流革命を起こそうとするキューバス。大久保社長は新たな物流網の構築という野望を抱いている。トラックの積み込みなど、物流のあらゆる場面で活用されるパレットサイズまで台車を大型化する開発を進めているという。目指す積載重量は今の10倍の1トン。その裏には国交省が持っている土地や高速道路を有効活用して東京~大阪間を走るプロジェクトがある。政府は今年の骨太の方針に高速道路に自動物流道路を構築すると盛り込んだ。2030年代なかばには一部区間で運用を始める予定。このプロジェクトにキューバスが参画することが決定したという。実現すればトラックの荷待ちによる渋滞を解消でき、人手不足が深刻な長距離ドライバー1万7000人分を補うことができる。さらに輸送コストは98%も削減できると言われている。大久保社長は「海外に行くことしか考えていない」「『日本だって負けていない』と示したい」と話す。

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“リニア式”で世界を変える

リニア式倉庫は生産ラインにも応用できるのではないか。大久保社長はトヨタグループから話が来ていると明かした。大久保社長にとってブレイクスルーとは。大久保社長は「世界で勝つ」と答えた。

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