NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
核兵器の開発や保有、使用などを禁止した、核兵器禁止条約の3回目の締約国会議が、米国・ニューヨーク・国連本部で始まった。初日の会合では、去年ノーベル平和賞を受賞した日本被団協・濱住治郎代表が「原爆は悪魔の兵器だ」と核兵器の廃絶を訴えた。国連で軍縮部門トップを務める中満泉事務次長は「予測不能な状況に人々の恐怖心があおられ、核兵器が究極の安全保障の手段だという誤った考えを信じる人が増えるのではと懸念している」と述べた。米国の核の傘のもとにある国からは、オーストラリアがオブザーバーとして参加したが、日本政府の代表は参加していない。広島の被爆者のサーロー節子は「日本が顔を横にして出てこないのは本当に情けない」とコメント。会議は5日間の日程で開かれる会議の最終日には政治宣言が採択される予定。