大下容子ワイド!スクランブル ピックアップNEWS
備蓄米の流通が進まない中、民間によるコメ輸入が急増している。日本ではコメの輸入はWTOの協定に基づき毎年77万tをミニマムアクセス米として無関税で輸入している。このうち主食用は最大10万tで、他は加工用や飼料用などに使用。それ以外の民間輸入は1kgあたり341円の高関税がかかっている。財務省の貿易統計によると、民間による精米の輸入量は1月から増え始め、4月には6838tで、2024年度全体の2.3倍にのぼっている。流通大手のイオンはアメリカ産カルローズ米を都市部などできょうから4kg2894円で販売。農林水産省によると、去年の1kgあたりのコメ価格は日本産(国内取引価格)は401円、アメリカ産(現地価格)は115円となっていて、民間輸入の場合は現地価格の3倍近い関税がかかる。キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・山下一仁氏は「WTOのルールと国内法で関税がかけられている。関税を下げるには法改正が必要で時間がかかる。一番現実的なのはミニマムアクセス米の主食用10万tの枠を増やすこと」と指摘した。デーブ・スペクターは「皆の理解が深まって、問題を理解する必要がある」、中野信子は「一番しわ寄せが行くのが農家。小泉さんはうまくやっていると思うが、今の対応が永続的に続くとは考えにくい」などとコメントした。