サタデーウオッチ9 (ニュース)
随意契約による備蓄米の販売が各地に広がった今週。農林水産省は新たなコメの平均価格を公表した。5キロあたり平均で4046円(税込)で4週連続で値下がりしているという。政府は価格にも関わる流通の実態解明を進めようとしている。以前、小泉農相は小売側から「ブラックボックスがあるという指摘が寄せられている」と発言。小泉農相は「流通実態の把握ができなくなっていることが課題 届け出をしているすべての事業者(約7万)に対して6月末現在の集荷、仕入れ、販売、在庫について報告を求める」と述べた。一方、気になるのがこのところの暑さ。 新潟・阿賀野のコメ農家の酒井繁さんは、ここ数年コシヒカリが暑さの影響で白く濁るなど品質が低下したり収穫量が減ったりする被害が増えたと話す。コシヒカリは寒さに強くするために開発したコメで暑さには弱いという。そこで暑さに強いという広島の福山市で開発されたコメも導入しているという。
秋の収穫に向け正念場が続くコメ農家。3年前に農家に転身した中垣内祐一さんも窮状を訴えている。今日はスタジオに中垣内さんを呼んで米の流通、価格について考える。