シューイチ 田辺大智リポート
物価高のいま、節約のため自分用の弁当をつくる人が増加している。気温や湿度が高くなるこの時期、注意しなければならないのが食中毒。日本食中毒防止協会の中島孝治専務理事によると弁当を持ち歩く時には20℃以下に保つことが重要で、気温が高い日には保冷剤の数を増やすのがよいという。農林水産省は細菌による食中毒対策として、手や食材をきれいに洗って「つけない」、食材を正しく保存し「ふやさない」、調理工程でしっかり熱して「やっつける」の3点を呼びかけている。東京都板橋区の弁当店では、調理作業中はゴム手袋をして1日に10回ほど取り替えているという。中島専務理事は「黄色ブドウ球菌は人の体についている。手についた菌が弁当に入ってしまうので、手袋は効果的」などと語った。さらに弁当店では作り置きをせず、まな板は食材ごとに交換し使用後は高圧洗浄でしっかり洗っているという。
東京都内の雑貨店には、すぐに役立つ食中毒対策グッズも。大きく展開されているのは弁当を冷やすためのグッズで、フタと保冷剤が一体化した弁当箱や、内側に断熱性のあるアルミシートがついたクロスなどが販売されている。特に人気となっているのはアルミのプレートで、この上で弁当を詰めると下から熱が放出され粗熱がとれるという。
