歴史探偵 (歴史探偵)
江戸時代、料理に関する本は200種類にのぼり、一般人も料理について学んだという。1643年に生まれた「料理物語」では250種類以上の料理法が紹介されている。また、1782年に登場した「豆腐百珍」には豆腐を使ったレシピが100通りも掲載。なお、レシピに注目すると、量や時間といった具体的な記載はない。江戸時代の食文化を研究する鎌谷かおる氏の研究グループの学生に協力して貰い、同じレシピをもとに江戸グルメを調理。4品とも色合い、具材の大きさまでバラバラだった。料理する人によって様々な解釈が可能で、結果として多様な江戸グルメが生まれたという。