- 出演者
- 藤井貴彦 石破茂 小栗泉 櫻井翔 畑下由佳 滝菜月 後呂有紗 伊藤遼
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最終獲得議席の予測を見てみると、自民は35議席、公明は9議席の44議席と見られる。立憲は23、維新は7、国民は18、れいわと共産は3づつ、参政は15、保守は2、社民は1、他9議席と予想され、与党は厳しい状況とみられる。小栗さんは1人区や保守の強い地域では戻しているものの、自公で過半数とならないのは厳しいと言及し、参政党については勢いが見られたと振り返った。
自民党本部では石破首相が険しい表情で対応を行う様子を見せたが、続投については与野党で一番多くの議席を預かっていることを理由に意欲を見せている。森山幹事長は政治空白を作ってはいけないと話しているが、自民党幹部からは居座ったら党が終わるとの声も聞かれている。自民党は正午には臨時役員会を行い、最終的な獲得議席を見定めたうえで石破首相は党役員に進退の考えを伝え、午後2時からの記者会見で方針を明らかにする見込み。
参政党の開票センターには多くの人が集まる様子が見られる。自民党と連立を組む可能性について神谷代表は今すぐの連立を否定したうえで、総裁が変わって政策がに通っていれば組む可能性はあるとしている。自民党の分裂もあるのではないか、与野党関係なく新たな枠組みを作っていきたいと政界再建の主導権を握ろうとする様子も見られる。国民民主党については榛葉幹事長とは何度も話し合いをし、政策も凄い遠いとは思っていないと言及している。今後は自民党だけでなく野党との連携の可能性を模索しつつ党としての土台を固めて与党入りを目指す方針と見られる。
小栗さんは与党の今後について、石破首相が辞意を表明するか否かが鍵であり、辞任した場合は総裁選を行って首相指名選挙を行うのに対し、辞任しない場合は立憲民主党が内閣不信任案を出すかが重要であり、出さなければ連立政権の拡大となることが予想される。過去には1989年は宇野内閣がわずか36議席という結果で翌日に退陣し、1998年は橋本内閣も惨敗の責任を取って当時の橋本龍太郎総理が小渕恵三総理に交代した。2007年には安倍内閣が年金問題などからわずか37議席で参院選に大敗し当時の安倍総理は続投を模索したが体調不良もあり退陣している。
開票速報。自民・鈴木大地、参政・さや、国民・牛田茉友、公明・川村雄大、国民・奥村祥大、共産・吉良佳子、立憲・塩村文夏。神奈川選挙区 自民・脇雅昭、立憲・牧山弘恵、国民・籠島彰宏。愛知選挙区 国民・水野孝一、立憲・田島麻衣子、参政・杉本純子、自民・酒井康行。群馬選挙区 立憲・河村正剛候補を紹介。かつて漫画「タイガーマスク」の主人公の名前でランドセルをプレゼントしこの動きが全国に広がった。しかし自民・清水真人に敗れた。群馬は自民王国だが、今回は参政党に迫られ、参政が存在感を示した形。長崎選挙区 自民・古賀友一郎。岡山選挙区 自民・小林孝一郎。富山選挙区は国民・庭田幸恵が当確、自民・堂故茂を破る。千葉選挙区 国民・小林さやか、立憲・長浜博行。大阪選挙区 維新・佐々木理江、岡崎太、公明・杉久武。京都選挙区 維新・新実彰平、自民・西田昌司。西田氏は石破首相に退陣要求をしたこと、「ひめゆりの塔」展示をめぐる発言で謝罪するなどして苦戦したが当確。
選挙戦最終日の夜、大都会の一角に集まった2万人もの聴衆。爆発的な躍進を見せた参政党。今回の選挙戦、「日本人ファースト」をかかげ47都道府県全てを回った神谷代表。日を追うごとに聴衆は増え、熱狂は加速していった。さらに共感を呼ぶという演説。本人も手応えを感じていた。神谷代表は「一種の大道芸。台本も用意しない、環境・天候・時事ネタを入れて話すからおもしろいらしい」などと述べた。ただ、いきすぎるとふざけた話と切り取られて怒られるという。選挙中、神谷代表のもとには差別発言や虚偽の発言があったとして、自治体などから抗議が相次ぎ物議を醸した。熱狂とともに分断の兆しも。最後の演説も大荒れに。今回で大躍進を遂げた参政党。選挙戦を振り返り神谷代表は、「こんなにも多くの支持をいただける想定ではなかった。発言が切り取られたり叩かれることが結構あった。逆に党員たちの心に火を付けた」などと述べた。与党入りについて、どこと組むというより政策で、減税・積極財政・外国人の問題などを一緒にやろうというところと組んでいきたい」などと述べた。
SNSで”躍進”って本当?各党のYoutube新規登録者数の中で、参政党が急増。専門家によると「参政党のYoutube上での人気は”リアルとネットの相互作用”。参政党の人気の集め方は、一部有権者の”隠れた願望”に着火したという面で、ヨーロッパの右派政党に似ているところがある」ということ。
SNSで躍進?参政党「公式」が急伸。石田さんは「必ずしもSNSで伸びたことだけが原因ではないという所がまずポイント。地道な選挙戦略も行った上でSNSがしっかり効いてきているような印象」だとコメント。山口さんは「SNSや動画共有サービスの戦略に立てている所が間違いなく後押しになっている。また非常に力強いと思ったのは支持者の熱量。SNS上では熱量が高い人は何度も発信することを神谷代表はよく理解していて、参政党は支持者向けに”どんな心構えが必要”かなど様々なことを投稿している。支持者の熱量も味方につけながら総力戦で戦ったということが言える」などと話した。
選挙戦で争点となって急浮上した「外国人政策」。出口調査で、参政党に投票した人の18%が「外国人に関する政策」を重視したと回答。一方で同じく躍進した国民民主党では3.1%、自民党に投票した人では1.9%しか外国人政策を重視した人はおらず政党によって大きな差が見られる。こうした中、SNSでは外国人に関する投稿の数は非常に高い伸びがあった。Xで調べたところ、7月3日に参院選が公示されると、選挙戦の最中に上昇。終盤には急激に伸びて関心度1位に。約1ヶ月で外国人という言葉を含んだ約92万件の投稿が寄せられた。
SNSの動きについて石田さんは、外国人問題は見えやすい争点として急に浮上してきた事実とした一方で、これが本当に投票行動に影響を与えたのかはデータが足りないので慎重に見ていく必要があるという。日本は移民政策について正面から議論してなかったというところはヨーロッパとの大きな違いだとしたうえで、政府の中で再分配があまりうまく行かなくなった時に、貧しい人が生活が苦しいというときにそういった論点から目をそらすために移民を政治のアジェンダに挙げてくるというメカニズムを指摘されている。今回参政党に関しては、従来日本の中で外国というと安全保障の話と紐づけているが、これを生活者の話に紐づけたということろが1つ発明だという。小栗さんはアメリカ大統領選も取材したこともあるが、外国人問題や移民問題を自分の暮らしと照らし合わせて考えるということをすごく似てる現象が起きたと思ったという。
与党が過半数割れとなり与党には厳しい状況になっている。午後9時過ぎ、自民党本部に入った石破茂首相。逆風が吹いた結果に下野の選択肢を問われると「比較第一党」という評価を述べ続投に意欲を示した。
自民・公明の過半数割れについてスタジオトーク。小栗泉は連立の枠組みは自公が政策に参政する野党を探して連携していく道があるが、枠組みを広げていかざるをえない。日本維新の会、国民民主党、参政党が候補として考えられる。野党団結の道もあるが、政策の違いがあり難しいとコメント。
“ポスト石破”について。与野党の国会議員100人に聞いたところ、小泉進次郎氏、高市早苗氏、林芳正氏、小林鷹之氏らの名が挙がっている。岸田前総理も再登板の意欲が伝えられている。
出口調査では、投票を終えた人に物価高対策としての消費税についてたずねた。自民党に投票した人たちでは、44.8%が消費税率を引き下げるべき、廃止すべきと回答していた。この消費減税すべきという数字は他の党と比べるとかなり低い。石破政権が主張した今の税率を維持すべきと回答した人も50.9%おり、全政党の中で最も多い割合となった。石破政権の政策に賛同した一定の人が自民党に投票した形。今回の選挙期間中、SNS上では消費税について活発な議論が交わされていた。1か月で約90万件の投稿があり、高い関心が伺えた。消費税というキーワードは6月30日ごろに急上昇し、7月6日には1日に約6万件となりピークに達した。石破総理は6月後半に「消費減税はお金持ちほどたくさん減税され高所得者の方が優遇される」などと発言し、賛同や反発など多くの意見が寄せられた。また、自民党・森山幹事長の「消費税を守り抜く」という発言が大手メディアで報じられるとSNS上では「守り抜くのは国民の命や生活では?」といった意見が拡散された。
自民党敗因について、物価高対策が要因ではないかとする説を受けてのスタジオトーク。山口真一氏はSNS上では今回自民党に対する批判が盛り上がり、ネット上では厳しい戦いだったと思うと指摘。今回ある出口調査では、SNSや動画サイトを情報源として活用した人たちは参政党や国民民主党に投票していて、自民党にはあまり投票していないという結果が出ているという。情報源が何かによって人々の投票行動が変わっていることがわかる。自民党はネットに力を入れていてお金もかけていて、日本では若い人ほど自民党支持者が多い、つまり保守の人が多いといわれていたが、ここに来て全く違う情勢になっていると指摘。SNSの活用により、受動的でも情報が入ってきて、それにより投票先を決めるという状況になっているが、フィルターバブルに注意する必要があると指摘があった。石田健はYou TubeやTik Tokは若い世代のメディアではなくマスメディアだと指摘。テレビの影響力とSNSの影響力を切り分けて考えるというよりも多くの人がいろんなメディアから情報に触れるようになったのが1つのポイントではないかと石田氏は指摘。その上で自民党は今回給付か減税かというアジェンダ設定をしてしまった時点で厳しい戦いだったと指摘した。山口真一氏は自民党の情報発信のやり方は王道だとし、今SNSで広がりやすいのはメッセージ性のあるものだと指摘。また、SNSでは自民党についてネガティブに語ると拡散されやすいという現象も起きているという。
開票速報。7議席を32人で争った東京1番手は自民党の鈴木大地、参政党さや、国民民主の新人牛田茉友、公明川村雄大と続いている。5番手に国民民主の奥村祥大が当選確実。共産の吉良佳子、立憲の塩村あやかの名前が入っている。8番手に維新の音喜多駿、9番手に立憲の奥村政佳、10番手に自民の武見敬三が入っているが落選確実。
開票速報続いては千葉。3議席中2議席を自民党が獲得していたが、国民民主党の小林さやか、立憲民主の長浜さんが当選確実。3番手に現職の自民党石井さんは当選確実がついていない。自公が議席を守ってきた埼玉は公明の名前が1ページ目にない。当選確実は自民の古川さん。国民の江原さん、立憲の熊谷裕人、参政党の新人大津さん、5番手の公明の矢倉さんが続く。広島は自民の元経産省の西田英範さん、立憲民主の森本真治が当選確実。福岡は自民の松山さん、参政の新人中田さん、公明党の現職が3番手を争い当選確実。兵庫は泉房穂に続き公明の高橋さんに当選確実、3番手に自民の加賀さん。NHK党の立花さんが7番手。大阪はおひざ元の維新の佐々木さん、岡崎さんに当選確実。世良公則さんは議席獲得ならず。神奈川は開票率68%。立憲民主の牧山さん、自民の脇雅昭さん、国民民主の籠島さんの名前がある。
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- NHK党下野六太世良公則中田優子佐々木さやか公明党初鹿野裕樹加田裕之参政党古川俊治国民民主党大津力宮出千慧小林さやか広島東洋カープ斉藤鉄夫日本維新の会杉久武松山政司江原久美子泉房穂熊谷裕人燃えろいい女牧山弘恵矢倉克夫石井準一石破茂立憲民主党立花孝志籠島彰宏経済産業省脇雅昭自由民主党豊田俊郎長浜博行高橋光男
激戦1人区の開票速報。奈良は岸田内閣で外務副大臣を務めた堀井さんが当選確実。宮崎は米を巡る問題発言で農水大臣を辞任した江藤さんのおひざ元で当選確実となったのは立憲の新人山内さん。滋賀は自民の前守山市長の宮本さんが当選確実。
全国で32ある1人区全てで勝敗が決した。自民党14議席、野党などが18議席。3年前の参院選では自民党が圧勝したが歴史的な大敗となった。
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2025年7月20日(19:58)