イット! (ニュース)
台湾有事をめぐる高市首相の発言が波紋を広げている。立憲民主党の大串議員は、台湾有事において武力行使が行われれば存立危機事態になるというのは軌道修正された方がいいのではと質問。高市首相は、最悪のケースというものを想定した、特に撤回・取り消しするつもりはないと回答。週明けの今日野党側が再度追及したが、高市首相は、従来として政府の立場を変えるものではない。どのような事態が存立危機事態に該当するかは実際に発生した事態の個別具体的な状況に即して政府が全ての情報を総合的に判断すると答えた。余波は国会の外にも。大阪の中国総領事館トップ薛剣総領事は、その汚い首は斬ってやると投稿しその後に削除したが、木原官房長官は、中国の在外公館の長の言論として極めて不適切と言わざるを得ないとして中国側に説明を求めた事を明らかにした。中国外務省は、台湾問題は完全に中国の内政問題でいかなる外部勢力の干渉も許されないとした。大阪の中国総領事館はFNNの取材に対し総領事は不在だとして取材には応じなかった。野党は黄川田沖縄・北方相も追及。黄川田沖縄・北方相は今月8日、納沙布岬から歯舞群島を視察、北方領土を外国扱いしたともとれる発言で、その後黄川田沖縄・北方相は誤解があったと釈明した。高市首相は、北方領土問題に取り組む政府の立場に誤解を招きかねないと感じた、黄川田大臣に電話で注意した。
