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ここからの解説はMLBジャーナリストのAki猪瀬さん。メジャーリーグのオールスターゲーム、レッドカーペットのトップバッターで登場したのは大谷選手。妻・真美子さんに合わせたという大谷選手はネイビーのダブルのスーツで、真美子さんはジョージア州の名産が黄桃ということから桃を意識した明るい色のドレスだった。Akiさんは「レッドカーペットと言うイベントは2005年のデトロイトのオールスターゲームで初導入されて、その時にも僕は現地取材していたんですが、去年行ったときも大谷選手クラスの注目度が高い選手が比較的ひ早めに出てくる。出てきてファンに一気に熱を爆発させるというもので、それでおそらく大谷さんがトップバッターを務めたのかなという感じがする」と話した。他にも日本人選手では2度目の出場となった菊池雄星投手が妻・るみさんとお子さんとともに登場。3人はエンゼルスのチームカラー・赤にちなんだ装いだった。初選出の山本由伸投手は「なかなか歩ける機会がないから」と白のジャケットで登場。
レッドカーペットのあとは試合開始。大谷選手は1番・指名打者で出場し、2打数1安打だった。Akiさんは「きょう最初に対決したスクーバルというぴっちゃーはメジャー最強ピッチャーの1人と称されている方で、大谷さんは過去9打数1安打と抑え込まれていた。結果、ヒットを打てたので上出来だと思うし、途中で退いた大谷さんはゲーム途中で『三振してもいいから強いスイングをしようと心がけた』と語っていたので、最初の打席でスクーバルが力vs力の勝負をやってくれると結果はもうちょっと違っていたのかな?と思う」などと話した。今回オールスターゲームでは初の試みとして「ABS」が導入された。これは「自動ボール・ストライク判定」のことで、球審のストライク・ボールの判定に異議を唱えることが出来るチャレンジ制度。MLB機構としては今後導入していく予定で、将来的には「ロボット審判」というシステムにしたい考え。選手がチャレンジを訴える頭をポンポンとたたく仕草をするとCG画面で判定できるというもの。今回は実際に球審の判定が覆った。それぞれのチームにチャレンジ権が2回与えられ、チャレンジに成功すれば権利が残るが、失敗した場合は権利が減るという仕組み。
オールスターが終わるといよいよシーズン後半戦に差し掛かる。ここまでの大谷選手の成績は打者で2割7分6厘、ホームランはリーグトップの32本、打点は60。ホームランのペースは去年と同様。投手としてはここまでに5回先発している。Akiさんは「後半戦は昨シーズンは『50-50』という偉業を達成し、まさに記録を残した。今年の後半戦は二刀流として完全復活してくる。二刀流の完全体としてドジャースは2連覇を目指しているので、ポストシーズンに入って大車輪の活躍をし、チームの連覇に貢献するという記録ではなく記憶に残るような後半戦にしてくれるとファンの方は嬉しいと思う」などと話した。