洋上のリゾート にっぽん丸 48日間の大公開に完全密着SP

2024年1月3日放送 5:10 - 5:54 テレビ東京
日本⇒インド洋!27000km!巨大客船に乗せてもらいましたSP 日本⇔インド洋27000キロ巨大客船に乗せてもらいました!

にっぽん丸の航海に密着。2020年2月に大型クルーズ船で新型コロナの集団感染が起き衝撃的なニュースとなった。2022年12月15日ににっぽん丸にとって3年ぶりの海外ロングクルーズが行われた。今回にっぽん丸に密着するのはディレクターの豊川康成さん。船で出迎えてくれたのはゼネラルマネージャーの福元剛さん。豊川ディレクターはパスポートを船に預ける。スタッフに用意されたのは最も部屋数が多いスーペリアツインでトイレとシャワーも完備している。船内を散策しようとしたら早速避難訓練があることを他のお客さんに教えてもらい部屋に戻り救命胴衣を着用。デッキでは救命胴衣の着かたなどを説明した。
操縦室などを見せてほしいと福元さんにお願いするとまだ乗ってきたばかりという事で感染症対策としてPCR検査など確認などが取れるまではご遠慮をお願いしたいと断られてしまった。PCR検査は乗船1週間前と当日に実施され、船内にあるクリニックで検査が実施される。今回のクルーズでは寄港する前にも行うため8回のPCR検査を実施するという。午後5時になり無事に出航した。にっぽん丸の2Fにはメインダイニング「瑞穂」がありここで毎日3食違うメニューが食べられる。また、別途有料で6Fに寿司バー「潮彩」や「ホライゾンバー」などが存在し楽しめる。船内を散策しているとショーを行うために乗船していた歌手の堀内孝雄さんと遭遇した。ショーも船旅の代金に含まれていて楽しむことが出来る。堀内さんのショーでは「遠くで汽笛を聞きながら」などを披露した。カジノラウンジ「ビギナーズラック」ではゲームプレイ券をかけてカジノが出来る。日本船舶の船は外航でも賭博は禁止となっている。
横浜から石垣島を目指す。外洋に出ると荒波が船を襲う。さらに新型コロナの感染が確認され那覇港へと寄港。風速25m/sを超え海が荒れる中タグボートをつけて搬送しようとしたが強風のため港に入港せず沖縄本島の左側に移動しタグボートで陽性者を搬送した。にっぽん丸は木を地直して石垣島へ向かい石垣港に寄港。乗客はオプショナル観光ツアーへ参加。その頃船内では徹底した除菌を行っていく。
船上生活6日目、スタッフのPCR検査が陰性と結果がわかりにっぽん丸の裏側へ潜入。案内してくれるのは三等航海士の大下さんで操舵室へとやってきた。操舵室には船長の二宮悟志さんがおり、操舵輪は飛行機のハンドルのような形をしており電気信号だけを送り油圧器を動かす状態になっているや現在は広い海で周りに船が無いことから自動操舵中であるという。貨物船ならまっすぐ目的地に向かえばよいが客船の場合ちょっと寄ると島が見えるなど普段見れないものがあり時間があればそれを見ていくという。操舵室ではガイドの役割もありこの日は台湾の最南端岬「ガランビ」が見えることを伝えた。
続いて潜入するのは機関室。案内してくれるのは機関士紅一点の齋藤さん。にっぽん丸のエンジンは2基で20900馬力、乗用車140台分のパワーを持ち、2つのプロペラを回転させて推進させている。機関室にはプロペラの予備がある。さらに発電機は3台あり、出入港や停泊中に使用していてエンジンルームの室温は48℃で騒音は電車が通る時のガード下に誓93dBだった。齋藤さんは元々工業系に進んでみたいというきっかけが親戚周りで整備士関係の仕事をしていて叔父が船乗りでこの道を選んだという。機関部の仕事についてすごくいいなと思いますと話した。そして許可をえて斎藤さんの部屋をみせてもらう。機関室は深夜無人の状態で運転するがトラブルなどが起きた時当番の人が駆けつけられるよう部屋にはブザーが設置されていると話した。
客室を確認。最も多いスーペリアツインは1人48日間3食付きで218万円。デラックスベランダは5階にあり1人383万円。さらにスイートルームの6階にありフロアはカードキーが無いと入れない。最も高い部屋グランスイートで1人815万円で専任のバトラーがつきルームサービスを受けることができる。厨房は2階にあり総勢42名の料理人が働く。厨房を預かるのはこの道29年の中山勝利総料理長。船の厨房の特徴は火を使わない電気調理器を使用している。また航海日数が長いと同じメニューは出せないため始めてやるメニューが多いと話す。乗客の料理だけではなく乗組員の料理も作っているが乗組員の食事は新人の仕事で今航海では石原弘樹さんが担当。石原さんは初めての外航クルーで長期間のため先輩たちのちからを借りながら準備をしていた。乗組員の食事はビュッフェスタイルとなっていて船長も同じメニュー。
順調に航海をしているとサイレンがなる。これは火災訓練で航行中に乗組員に余裕があるタイミングで実施されていた。そんなにっぽん丸では帆船時代からの習慣で鐘で朝8時を知らせるという。8日目、この日操舵室にあった鐘が外に移動されていた。二宮さんによるとちょっとした楽しみで新しい船長が鳴らすというするとやってきたのは男の子でにっぽん丸が大好きでその思いが英語で書かれた手紙を送っており大きな仕事を頼めると思ってお願いしたという。船長に憧れる英一郎くんは祖母たちと船に乗っていて話を聞くとキャプテンになりたいと話した。スタッフは船長の部屋を訪問。仕事をしながら航海を確認できるよう電子海図やレーダーが設置されている。プライベートルームは他の乗組員の部屋より少し広い状態となっていた。そんな二宮さんが船乗りを志した理由について中学の時友人と本で開いたページを受験しようという話になり、船のページで運命だったという。
日が沈み始めると操舵室ではカーテンを閉め始める。操舵室をカーテンで遮るのは後ろの灯りなどがガラスに反射して前が見えなくなるのを防ぐためだった。そして深夜2時になると船内の時計が逆回転した。これは日本とシンガポールの時差を合わせるため時刻改正を行った。昼間だと客が混乱してしまうため寝静まった後に行うという。この日デッキにやってきた乗組員達は柵のようなものを取り付けていく内田一等航海士によると外部からの侵入者防止の柵でこの先海賊事案が報告される海域であるいう。


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