列島ニュース (鹿児島局 昼のニュース)
海の神々に豊作を祈願する奄美大島・龍郷町の伝統行事「平瀬マンカイ」がきのう行われた。平瀬マンカイは龍郷町の秋名地区に450年以上前から伝わる伝統行事で国の重要無形民俗文化財に指定されている。夕方の満潮に合わせて始まり、神職役の女性「ノロ」とその補佐をする人たちがそれぞれ海岸の岩の上に立ち、マンカイと呼ばれる動きをしながら歌を掛け合い海の神々を呼び寄せた。最後は浜で住民たちが輪になって八月踊りを踊り、集まった見物客たちは写真を撮ったり歌を口ずさんだりして楽しんでいた。