家、ついて行ってイイですか? (家、ついて行ってイイですか?)
下北沢駅で出会ったのはビビる大木の女性マネージャー・マランさん。マリンさんは常に家に他人がいるとのことで家はNGだった。渋谷蚤の市で防帽子につけるバッジを探しているという男性と出会う。自作おもちゃを持参していた造形作家のお家について行くことに。お目当てのツイン・ピークスのバッジを探す。大学の先生でイラストレーションを教えているという。自宅に到着。1K、家賃5万円、築50年以上のお宅。自宅にはアメリカ映画を見て設計図を描き自作したというランプなどがあった。企業のキャラクターデザインを請け負ったり、中古車買取ショップのキャラクターなども手掛けている。トイレには自分の歴史を詰め込んでいる。父親もアーティストで父親の著書を遺影代わりにしている。父・戸村浩はアートの個展・著作を発表する造形美術家で多数の造形作品を創作していた。父がどんな人だったかを今辿っているのだという。渋谷蚤の市で戸村さんの家について行ったら、亡くなった父親を理解したいとい願う54歳の胸の内が開けた。