首都圏ネットワーク (ニュース)
昨夜、埼玉・秩父地域の看護師会が地元自治体に対し、看護師確保のための支援策を求める要望書を提出した。背景にあるのは深刻な看護師不足だ。人口10万人あたりの看護師数が827人と全国最少の埼玉県では、現場の看護師たちに重い負担がのしかかっている。秩父市立病院では看護師の離職が相次ぎ、10年前に比べて15人減った。本来、現場には出ない副看護部長が問診を行うなど、看護師は業務をかけもちしている。さらに、一部の職員は1か月に12回夜勤を行う状況になっているという。一方で、応募者が少ないため新卒採用は1人にとどまる。このままでは病床数も削減せざるを得ないと危惧している。この病院が新卒採用を頼ってきた地元の看護学校「秩父看護専門学校」。ことしは9人の卒業生のうち5人が秩父以外の地域に就職する。さらに、定員割れが続き3年後の閉校が決まっている。専門家は「いろんな人材が集まるような地域に戦略的に構築していくことが必要」などと指摘した。
