TBS NEWS (ニュース)
15日は敬老の日。東京・巣鴨では孫など家族と過ごす高齢者の姿が多く見られた。ただ、東京都心では30.5℃を観測し今年82日目の真夏日に。大正製薬による高齢者の熱中症に関する調査データでは、夏場に積極的に水を取るように意識しているという設問に高齢者の9割近くが当てはまると回答。熱中症対策への意識が高いことが考えられる。ところが、高齢者は熱中症への意識が高いというのに十分に水を飲んでいないという。
高齢者の熱中症について、環境省などは水分補給として1日に1.2リットルを目安としている。調査によると、必要な水分は取れていると思うとの設問に「当てはまる」などと回答した高齢者のうち、実際には40.7%が十分に摂取できていないことが分かった。訪問看護師によると加齢とともに体温を調整する働きが低下するため、暑さを感じにくくなり喉の乾きにも気づきにくいという。そのため周りから積極的に水分補給を促すことが重要。