LIFE IS MONEY 〜世の中お金で見てみよう〜 夏の風物詩にまつわるお金のヒミツ
静岡・熱海市は花火が経済を動かしている。熱海海上花火大会は3000発以上の花火を打ち上げるのが特徴であり、その迫力からリピーターも多いのだという。点火台からの景色を楽しむことができるという。1回あたり約1000万円という値段がかかっているが、熱海市では1人1泊200円の宿泊税を活用することで花火を打ち上げている。そして、花火大会は宿泊者が約5000人ほど増えることもあり、1回あたり1億7556万円もの経済効果を生み出しているとみられるという。年に15回行われることから年間の経済効果は26億3340万円に上るという。最盛期は年500万人超だった熱海の観光客はバブル後は250万人以下と下火となっていたものの、熱海海上花火大会の開催は救世主となった。ゴールデンウィークやお盆など客が元からくる日ではなく、観光客が帰ってしまう日曜日に行うことで満室の日を増やしているのだという。