- 出演者
- 矢作兼(おぎやはぎ) 狩野恵里 ビビる大木
土佐兄弟がダイバーの豊嶋康志さんと熱海の海に潜る。やってきたのは陸から約800m離れた場所で水深20m地点まで潜ると高さ10mほどの巨大な影を発見。その正体は沈没船で全長81m総トン数5000トンの砂利の運搬船「旭16号」は39年前に砂利の重さに耐えきれず沈没し深さ30mの海底に残されたままとなっている。今回、船内に潜入した。船内は真っ暗で明かりをつけると魚礁となっていてボブサンウミウシなどが生息していた。
オープニング映像。日本全国の海に潜る!など放送内容を伝えた。
矢作らがタイトルコールを行った。メンバーが「家、ついて行ってイイですか?」でこの番組から3時間半付き合ってもらうと話す。
- キーワード
- 家、ついて行ってイイですか?
東京湾の流域人口は約3000万人で一番身近な海となっており、GWでは潮干狩りが楽しまれている。そんな海に土佐兄弟がやってきた。有輝はダイビングのライセンスを持っていて、波佐間漁港から沖合に出る。館山沖の海は東京湾トップクラスの透明度となっている。その海底では人工魚礁が設置されており、コブダイなどが生息していた。また夏になるとジンベイザメが黒潮に乗ってやってくることもあるという。そんな館山についてビビる大木は素潜り下世界記録保持者であるジャック・マイヨールが住んでいたことがあるという。
房総湾・勝山では予想外の東京湾の姿見ることが出来るという。土佐兄弟がやってきたのはかっちゃまダイビングサービス。魚地司郎さんに話を聞くとここ数年ですごく変わってきているという。船を操縦するのは卓也で実は小型船舶操縦士免許を取得していて、沖に出た。そして有輝と魚地さんが潜った。海底にはサンゴが広がっていた。サンゴは約30年前に発見されたがその時は数は少ない状態だったという。温暖化の影響で海水温が上昇しサンゴが増えたと考えられる。そのため魚の生態も変化しており、カラフルな熱帯魚も住み着いている。
さらに海底には茎のような物が存在する。これはカジメという海藻が枯れてしまい茎のみが残ったいる状態だった。海藻がなくなるまではサザエの漁場だったが餌がなくなってしまったという。そんな海でもカジメの赤ちゃんは存在していることが明らかになった。
東京湾アクアラインは1997年に総工費1兆4400億円で開通した神奈川と千葉をつなぐ道路。今回アクアラインの周りはどうなっているのかを調査する。NEXCO東日本の阿川友香さんの案内でアクアトンネルの真横で将来拡幅される可能性があり準備をしている状態だという。そして歩いて道路の真下にあるのが避難通路で有事の際には非常口から下降し避難するようになっている。今回アクアブリッジの下、海底トンネルはどこを通っているのか、海ほたるはどうやって建てられたのかを3つの海底ポイントを潜り調査する。
2人がやってきたのはアクアラインに最も近い金田みたて漁港で人口航路を通って接近する。海上では大型船も行き交っており、安全確保をするため監視船が常に同行している。最初のポイントはアクアブリッジの橋脚。この周辺は潮の流れが速く、さらにこの日は潮の流れが増す大潮であったが様子を確認し潮の流れが穏やかと判断し橋脚に接近しそれに沿って潜っていく。橋脚付近ではプランクトンや砂泥の濁りが重なるため視界は悪く、海上は快晴でも水深10mにもなると水温が8℃となる。潜水開始3分で海底16mに到達。海底は砂地でキレイだったが生物の姿は確認出来ず、戻ろうとすると橋脚から飛び出している部分を発見。この突起物は建設時の吊り金具だという。
続いてアクアトンネルの外側に迫る。海に潜る前に観光客に予想などを聞く。海の真ん中を走っているのか海底の上にパイプがあるのか下に入っているのか気になるなどの話が出た。潜るのは海ほたる入口1km手前あたりのポイント。水深9m地点で海底に到達。棒状のトンネルらしきものはなくコンクリートブロックが設置されており、海底の更に下を通っていた。トンネルは直径約14mのシールドで堀り約10年かけて完成サせたもので橋にするとかなりの高さを要し工事も困難になるため海底に作られ、ブロックは海水からトンネルを守っているものだった。
年間724万人が利用している海ほたるは1階から3階までが駐車場、4、5回が商業施設となっている。その周りは消波ブロックだらけとなっている。そんな消波ブロックに沿って潜水を行う。消波ブロックには大量の海藻が付着している状態でなっていた。消波ブロックが積み重なっている状態だが途中で形状が変わり、海底に近づくほどブロックが小さくなっていた。海ほたるは海中にコンクリートの壁を四方を囲むように建て、囲った壁の中に特殊な土を入れてかため盛り土を造り、その上に海ほたるを建設。海底に小さいブロックを敷き詰め、上に行くほど大きくし安定させて壁を守っている。
東京湾の珍しいものを見るためやってきたのは坂田漁港から約500mの沖。水深19mの海底に骨を発見。これはクジラの骨で、房総半島沖では江戸時代から本格的に捕鯨が盛んに行われ現在でも行われ鯨料理を食べるお店も存在する。クジラの骨は成田さんが並べて沈めたもので、定置網にかかったもので海に埋葬したいと漁師の協力の元運び、骨になったらコツコツ並べていったという。
続いては館山・波佐間沖でしか見れない光景があるとガイドの鈴木大輔さんは説明する。波佐間漁港から約800m地点まで移動。波佐間の海は環境省の水質調査で最高ランクのAAを獲得した海となっている。ふぐなどの魚が泳いでいる中海底では足ヒレもつけず海底をあるく謎の人物が存在した。その人物が歩いていった先には鳥居と神社が存在した。ダイバー歴60年の荒川寛幸さんは網の修理などをしていて30年前に海底神社を作ったという。海底神社には特注の神職の衣装をまとって向かうという。そして神社に到達すると社を守ってくれる魚たちにあるものを与える。
ダイバー歴60年の荒川寛幸さんはもともと、海で遭難した方の遺体を探し連れ帰る仕事を長く続け、そんな人たちを供養したい、少しでも事故を減らしたいという思いから神社を造りたいと思い、その思いを受け取った洲崎神社が分社として海底に作った。そして海底までいけない神主さんの変わりに荒川さん自ら神主の格好をして潜っている。海底神社には月2回、鳥居から社殿までは神様に失礼のないように歩いて向かう。神社に到着すると榊の交換、お米を撒き、神社を守っている魚には生卵を与えている。そして帰る前に自ら作ったエアドームで一休みをしてから陸へと戻る。
駿河湾を調査するのはラパルフェ。都留はダイビング歴3年の経験者。駿河湾と富士山の関係があるとされる大瀬岬は全長約1kmある岬でドローンを使って上空から撮影すると中心に水たまりが存在していた。
駿河湾を調査するのはラパルフェ。ラパルフェの二人が岬の先端へ移動。水の中には鯉が生息していた。水は神池と呼ばれる駿河湾とはつながっていない池で詳しい話を聞くため大瀬神社の宮司の野村芳照さんに話を聞いた。684年頃に白鳳地震によって海から島が出来たと伝えられており、土佐国から神様が土地を引いてきたと考え神社を創建したという。海まで約15mの近くにあり、風が強いと潮水が入るがすぐに淡水になり、大雨に降っても同じ水位に戻るという不思議があるという。そこで都留に潜ることを提。案するが神が宿る池ということで困るということである。またこの池で鯉を持って帰った所持って帰った子どもが高熱が出たとされると話した。そこで海側を潜ることになった。
仮に神池と海がつながっていば海中で濁っている場所があると推測され地元ダイバーに協力してもらい都留が潜る。海中の透明度はよく、周辺の浅瀬を捜索。ハナノミカサゴなどの魚に遭遇するが濁っている場所は発見出来ず。ここで尾身から池の水はどこからきているのかという疑問が出てくる。水源について聞き込みをすると富士山の雪解け水が流れてくるのではや田植えの時はちょっと濁るようなという話を聞く。専門家の鈴木伸洋さんに話を聞くと富士山と神池がつながっている可能性はゼロではないという。富士山周辺は水が溜まりやすく細かい水路が集中し水脈路がたくさん分布している。その近くには柿田川湧水群があり元々湧水量が多い地域であるなど話す。
富士山からの湧水の影響で豊富な魚が生息しているのか調査するとアンコウなどの生物が生息している。水質の良さなどから人気のダイビングスポットとなっている。さらにダイビングショップの方によるとアマモが生えているという情報を入手した。
大家志津香が出雲と海のつながりを調査。出雲は神在月になると全国の神様がやってくるとされ10月になるとそれまで荒れていた稲佐の浜が穏やかになるという。現在でも旧暦の10月10日には「神迎神事」が行われその道程は「神迎の道」と呼ばれている。さらに出雲大社では直径約1.3mの柱が発掘され古代の出雲大社は高さ約48mあったと推測され、海辺に建てられていたのではと考えられている。稲佐の浜には弁天島があり大家はお参りした。稲佐の浜では泳ぐことは推奨されていないため水中カメラを入れて調査する。稲佐の浜は遠浅で水深2~4mほど。その奥はどうなっているのか地元で聞くと、建造物みたいなものがあると聞いたことがあるなどの話を聞く。