グッド!モーニング 独自取材
きのう、都内の区民センターに集まっていたのは高齢者たち。100円で飲み物やお菓子が振る舞われるお茶会は地域住民の交流の場となっている。話題に上がったのは「年金」。参加者のほとんどが年金で生計を立てているため、「現状の給付額では生活できない」といった声が上がった。番組が参加者13人に年金についてアンケートを取ったところ、国民年金のみの人は4人、厚生年金も受け取っている人は7人、年金を受給していない人が2人。ひと月の平均受給額は8万6500円。国会では年金制度改革法案が審議され、基礎年金の底上げを巡り議論が交わされている。厚生年金の受給者はどのような生活をしているのか。83歳の小山さんは20歳から一般企業で働き始め72歳まで続けた。現在は妻と都営住宅で暮らしている。年金受給の開始は65歳。小山さん夫婦の家計を圧迫しているのが医療・介護費。月に約13万円かかるため固定費は20万円近くに達する。ここに食費・雑費がプラスされると年金25万円を大きく超えてしまう。少しでも出費を減らすために様々な工夫をしているという。エアコンの使用をなるべく控え、扇風機を使うなど節約を心がけているが、貯金は減る一方。現状の年金額について「最低2人ともあと5万円ずつ増やしてほしい」と話した。